スケルトンリフォームを行っている現場です。
解体中の状況です。
スケルトンリフォームとは内装、または内装・外装の両方を解体し、
柱・梁といった軸組だけにしてフルリフォームすることです。
スケルトンは英語で骨格と翻訳されます。
軸組以外を残してすべて解体するので、
間取りの変更や耐震性・断熱性の向上もできますので、
新築同様に住み心地にすることが可能です。
給排水管や配線の修繕・交換ができるため、
水漏れや水道管内の錆の心配も無くなります。
構造上変更できない壁もあるため、
スケルトンリフォームできない場合もありますので事前の調査が重要になります。
1981年(昭和56年)に建築基準法が改正され、
木造住宅においては壁量規定の見直しが行われました。
現在の新耐震設計基準が誕生しました。
改正以前に建てられた住宅は、
現在の耐震基準(新耐震設計基準)を満たしていない場合がほとんどですので注意が必要です。
2000年(平成12年)にも建築基準法が改正され、
木造住宅においては地耐力に応じて基礎を特定。
構造材とその場所に応じて継手・仕口の仕様を特定。
耐力壁の配置にバランス計算が必要となりました。
スケルトンリフォームをする際は、
基礎や軸組が見えるようになり耐震補強が行いやすい状態になりますので
耐震補強がと一緒に行うことが推奨されます。
建築条件や事情により建て替えは避けたい人や、
建て替えができない人に向いているリフォームになります。